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メダリスト 13巻 いのりの光と闇‥復活に向けて【あらすじ・感想】

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2025年6月23日発売のメダリスト13巻のあらすじ、感想、見どころを紹介します。メダリスト13巻は49話~53話が掲載されています!14巻は2025年11月22日発売となります。

13巻掲載の各話の詳細はこちらから↓

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あらすじ

13巻のあらすじをご紹介します!

いのりまさかのSP

いるかのアクシデントから、落ち着いた様子のいのりに司を始めコーチ陣は一安心します。直前の練習でも問題なく、いのりのショートプログラムがスタート。いのりの冒頭の見事なスケーティングに会場も手拍子で後押しします。最初の3回転フリップ+3回転トゥループのコンビネーションジャンプ‥まさかのパンクで1回転。続く3回転ルッツも転倒とボロボロの演技となってしまういのり‥まさかのショート落ちしてしまうのでした。

光との対話

まさかのショート落ちで明日のフリーに進めないいのり、そんないのりの情熱が消えてしまっているのではないかと光はいのりを見つけます。いのりは光から逃げ出しますが、光といのりは面と向かって対話をします。ショート落ちしてなんでもないような振る舞いを光にだけは見られたくなかったとなくいのりを見て、いのりの情熱は消えていなかったことを確信した光は明日のフリーはいのりのために滑ると約束します。

光の渾身のフリー

光はいのりのために滑ると宣言し、フリーに挑みます。いのりは観客席で見守りますが冒頭のポーズが異なることに気づいて違和感を覚えます。光は夜鷹純として滑るのではなく神嵜光として初めて滑ります。冒頭のジャンプはなんと4回転ルッツ‥会場もどよめきます。その後も4回転トゥループのコンビネーション、4回転サルコウと4回転ジャンプを次々に飛んでいきます。途中1か所だけミスもありましたがそのままの勢いで完走。ぶっちぎりの1位で全日本ジュニアは幕を閉じるのでした。その後、夜鷹純は光のコーチを辞めると宣言し、姿を消してしまうのでした。

いのりの焦りと葛藤

全日本以降調子の上がらないいのり。焦りから学校をさぼってまで練習をするようになります。司との意思疎通もずっとかみ合わない状況が続いていました。スケート靴のブレードの破損で思わぬところで会話ができる状態になった二人ですが、いのりの不安が爆発します。私は頑張ることしかやれることがないのに‥!と。その場を逃げ出してしまういのりですが、司と正面から向き合い、今まで後ろめたさをずっと感じていた司に「選手をあきらめさせてしまった」という事実が、二人のすれ違いだったことで関係は修復。メンタル面の不安も解消できJGPファイナルに臨める状態になったのでした。

いるかの思いと深い悲しみ

ケガで入院、手術となったいるか。精神的な影響で声もうまく出せなくなっていました。病院のベッドで暗い気持ちになっているとお見舞いにやってきたのはいのりの姉の美叶。過去を思い出し、会いたい気持ちとまだ会いたくない気持ちで揺れるいるかですが、自分を忘れないでいてくれるということに安堵します。両親とはうまくいっておらず暗い気持ちを抱えてはいますが、コーチとコーチの妻に支えられこの先も前を向いて進んでいく決意を新たにしたのでした。そんな中とうとうJGPファイナルが始まります‥!

感想

今回の巻はそれぞれ主要人物の心の問題や葛藤にフォーカスされた巻となりました。長いことかみ合ってるようでかみ合っていなかったいのりちゃんと司先生の問題が解決したことはここは大きいことですね‥!ずっと後ろめたさを感じていたいのりちゃん。それをどうにかするにはとにかく成績が付いてこなければと考えていたところで全日本ではショート落ちとどん底に落ちてしまったのですが、司先生がなぜコーチを引き受けたのか、コーチとして成し遂げたいとこは何なのかを掘り下げて知れたことはさらにこの物語に深みが増したというかなんというか‥とにかくJGPファイナルに間に合ってよかった。次巻ではJGPファイナルのお話となるでしょう。

そして忘れてはならない、全日本のフリーの光ちゃん。バケモノでした‥。4回転3本。うち2本はコンビネーション。光ちゃんの構成を振り返ってみます。

4回転ルッツ 11.50
4回転トゥループ+3回転トゥループ+2回転トゥループ 15.00
4回転サルコウ 9.70
3回転アクセル 8.00
フライングキャメルスピン
3回転ルッツ 5.90
—-後半—-
3回転ループ 5.39
3回転アクセル+3回転ループ 14.19
コレオシークエンス lv.1
足換えコンビネーションスピン lv.4
レイバックスピン lv.4

基礎点だけで69.68で、ショートとあわせて合計得点が227.64でした。ぶっちぎりの1位です。身長が伸びている途中のまだ軽い体だからということもあるようですが、それにしても‥すごすぎる。身長が止まったら4回転は一度封印するそうで、そのときに少しの間一般人になるのかな。でもそれにしたってスケーティングの技術もあるし、トップレベルでいることには変わりはないのですが、今のいのりちゃんではさすがにこれには敵わないので、今後光ちゃんとの差をどのように埋めていくのか注目です。いずれまた直接対決が見れることになるでしょう。

気になることろではありますが、まずは何といっても次のJGPファイナル!いのりちゃんはメダルに届くのか‥?展開が楽しみです。

14巻は2025年11月22日発売予定です。

13巻の続きのお話はこちらから

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